破水

美佳は、これまで何度か陣痛、破水騒ぎを起こしています。
一番最初は、妊娠6ヶ月の時でした。
激しい腹痛を訴えたので、かかりつけの病院に相談したところ、
すぐに分娩室に来るように指示されました。

元々、美佳は子宮奇形で、超早産のリスクを警告されていました。
某国立病院でさえ受け入れられず日本でもおそらく最も有名な部類に入る(その代わりものすごく混んでいます)今の病院にまわされた経緯がありました。

過去のエントリでも書いていますが、昨今の産科医師不足、大野病院事件以来、
リスクのある妊婦は、受け入れてくれる病院が本当に少ないです。
むしろ受け入れてもらえるだけラッキーだと言ってもいいのではないでしょうか。
美佳の場合、都内で受け入れてもらえるところは、三箇所しかありませんでした。
あの有名な成育医療センターでさえ、だめだったほどです。

こういう状況は、時代に二周分くらい取り残された基地外のオサーンには
理解不能なようですが、苦笑
出産の方針を妊婦が選ぶなど、リスクのある妊婦の場合、おおよそ現実的に無理な状況だというのは、大多数のまともな読者の皆様なら簡単に理解できるかと思います。

話がそれました。
超早産が現実になったかと、分娩室に入った美佳でしたが、結果から言うと
陣痛ではありませんでした。
どうやら便秘が原因の腹痛だったようです。苦笑
妊娠すると深刻な便秘になる妊婦さんは多いようなのですが、美佳の場合それがかなりひどくて
二週間くらい溜めていたようです。

さて、そういうわけで、腹痛が起こっても、便秘の痛みを疑うようになった私ですが、
先週木曜、美佳がそれ以上の腹痛を訴えた時は、これは来たなと思いました。
美佳がひどく痛がるのでおなかを見ると、ボコボコと動いています。
そうですね、たとえるなら、沸騰したお湯にボコボコ泡がでてくるような動きです。
日にち的にも、ちょうど予定日ぴったりです。
これは、さすがに来たな、とその日の会社の打ち合わせを全部キャンセルし、
入院グッズを持って、美佳を連れて病院に行きました。

が....やはり、これもお産ではなかったようです。
どうやら前駆陣痛(という、本物のとは少し違う陣痛があるのだそうです)だったようです。

そして、先週土曜日、とうとう来ました。
トイレから出てきた美佳が、下着を私に見せます。
すると、明らかにオリモノではありえない量の液体がついています。
少し生臭い匂いは、依然かいだことのある羊水の匂いに似てなくもないです。
病院に電話したところ、ほぼ確実に破水だろうということで、やはり入院グッズをそろえ、
母親もつれて、病院に急行しました。

しかし....今回も、お産ではありませんでした。
液体は羊水ではなく、オリモノの一種だろうということでした。
子宮口自体はまだほとんど開いていなくて、出産はおそらく一週間後くらいになるだろうとのことでした。
その日からオリモノの分量がかなり増えましたが、もうこれでは驚かなくなりました。

その二日後、昨晩のことです。
いつものように(苦笑)凸凹を済ませ、私が寝付いた直後、美佳が私を起こします。
オリモノがたくさん、出ているとのことです。
まあ、二日前にお医者さんに言われたばかりですし、
気にせずに寝るようにと言いました。

美佳は黙ってトイレに行き、私は再び寝付きました。
しかし、また美佳にすぐに起こされます。
オリモノの量が多いとの事です。
まあ、美佳は結構何事にも大げさなので、気にしないようにと再び言いました。
そうして再び寝ようとしましたが、美佳が何か半べそになっています。
少し気になって電気をつけてみました。
すると....
部屋中が水浸しになっていました。

美佳は雑巾で床をふいてたようですが、雑巾一枚で全く足りず、
自分の下着やズボンも使ってふいていました。
(昨日、新しい部屋に引っ越したばかりで、ほとんどタオルや雑巾が部屋にありませんでした。)
さすがにこれは、異常です。
美佳は必死で床をふいていますが、まあバケツをひっくり返した並みの水量ですから
全く足りるわけがありません。

すぐに病院に連れて行きました。
もう通いなれた道となった、病院までのルートを運転しながら、
過去に3度あったとはいえ、さすがに今回は破水だよなあ、と考えていました。
そして診察の結果は......
さすがに今度は本物の破水だったようです。

診察の後、担当のお医者さんから説明を受けました。
破水だけれども、子宮口はまだ開いていないとの事。
このまま管理入院して、2日ほど様子をみるとのことです。

さすが、「自然」をモットーにしている病院です。
破水しても、まだ陣痛促進剤を使わないんですね。
促進剤を使うまでには、少なくとも二日待つとのことです。

すぐに分娩待機室に入れられました。
そして、午前中は美佳と二人で過ごしました。
まあ、美佳はほとんど痛みはないので、ケロッとしています。
いたずらしたり、ベッドの上から椅子の上にジャンプしたりしています(驚)

待機室は、相部屋なのですが、カーテンでしきられてますし
満室でもないので、それなりにプライベート空間があって快適です。
バンコクのラーマ9世病院の個室には負けますが、それなりにきれいですし、
ベッドもかなり高機能で、身体の向きを自由にコントロールできます。

付き添い人用の椅子もいい椅子で、身体をあずけると、大きく傾いて
寝る時も快適です。
昨晩、ほとんど寝てない美佳と私は昼過ぎまで少しうたたねしました。

この昼寝の直前、お昼ご飯が提供されました。
入院した直後でも、ちゃんと提供されるんですね。

さらに味の方ですが、どうせ病院食なんて...と思っていたのですが、
これが結構うまいです!!
品数も豊富だし、器もきれい。
ごはんもおかずもかなりおいしいです!!
あの味にうるさい美佳も「悪くない」と言っています。
これってかなりのレベルですよ。
びっくりしましたね。

さらに2時過ぎには、おやつまで届けられましたが、これまた美味しかったです!!
いやあ、病院の食生活って今はかなり捨てたもんじゃないですね。

この前ブログにコメントくれていた基地外のオサーン、
そのうち精神病で入院しそうですが、入院しても美味しいご飯が食べられそうですよ。
良かったですね!! (にこり)

ちなみに、ベッドはセミダブルくらいの大きさがあるのですが、
助産師さんに聞いたところ、旦那もベッドに一緒に入って寝ていてもかまわないそうです。
妊婦さんがリラックスすることが大事なので、そのためなら旦那さんと一緒に寝ることももちろんOKなのだそうです。
あ、凸凹までして良いかどうかは聞き忘れました。笑

まあ、そういうわけで、いよいよ、パッツン娘の出産は間近になってきましたね。

by plastictakata | 2008-09-09 03:15 | 日本  

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