アサワへの感謝

本日は友人に手伝ってもらって、部屋の模様替えをしておりました。
その一連の作業の中で、私はある棚の改造をしておりました。
昔、前のアサワ(日本人)が突然、プレゼントしてくれた組み立て式の棚です。
それをプレゼントしてくれた時のアサワの妙に恥ずかしそうな顔
妙に印象に残っていて今でも覚えています。

当時は、
『頼んでもないのに、なんだか趣味の悪い棚をわざわざ買ってきたなあ』
『なんだよ、あの顔、俺にお礼でも言ってほしいのか? 生意気な』
と思って、彼女には何も言わずに、しぶしぶその棚を使っていました。

で、数十年たって今、その棚を改造しようとしてみて、わかりました。
この棚を組み立てるのは恐ろしく大変です。
男でも結構力がいります。
かなり大変な作業です。

それを、一から組み立ててくれたアサワ....
しかも、当時は小さな子供がいたので、その育児をしながらのはず。
相当な難作業だったと思います。

数十年たった今、ようやく彼女がどんな思いで、この棚を組み立てたか
わかってきました。
もうアサワとは二度と会うことはないと思いますが、密かに感謝の気持ちで
胸がいっぱいになりました。

そして、そばにいた友人にこの話をしました。
『いまさらだけど、これからこの棚を使うたびに、昔のアサワに
ありがとうって心の中で言おうと思うよ。』

すると、友人はこういいました。

「トオル、じゃあ、この食器棚を組み立ててる俺にも
食器棚を使うたびに思い出して、感謝してくれよな。」

...ごもっともです。感謝してますよ。笑



一方、今のフィリピン人アサワ、毎日スナック菓子やらサプリメントやら
フルーツを、山のように買ってきます。

私が一度でも買ってきたものは、私の好物だと認識するのか、
同じものを本当に、何十個となく買ってきます。

値段もばかにならないし、どうやって運搬してるのか、疑問ですが、
ほとんど毎日のように買ってきます。
スナックとサプリメントは、既に押入れの一角を占領しています。
だって、食べきれないし。
フルーツはもっとひどくて、腐って捨てるのがほとんどになってきています。

そして、私にその買い物を見せるときのアサワの恥ずかしそうな顔、
何かに似てると思ってたんですが、
あの時の日本人アサワの顔と同じだということに気がつきました。

現アサワのことが、またちょっとだけ好きになりました。

でも、数十年たっても前のアサワほどには感謝しないと思います。爆

by plastictakata | 2007-03-11 23:06 | 日本  

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