フィリピンのタカリ体質

フィリピンに限らず、発展途上国全般どこに行っても、タカリ体質っていうのはある。
「上流階級は違うよ。」
という一知半解なオヤヂも多いが、
私が経験する限り、上流階級でもほとんど同じだ。
要求の仕方が多少複雑だったり、金額が半端でなく大きいだけで、下層階級と精神性は結局同じ。
上流階級は自分より貧しい連中には施すから、そういう場面を見てしまうと勘違いしてしまうんだろうけどね。

タイや中国は、拝金主義がすさまじい。日本のド田舎も似たようなところがあるけれども。
ただ、フィリピンのそれと比べると、金の要求の仕方はまだ理屈が通っている。

b0098969_4268.jpgフィリピンの場合は、要求に切りがないし、自助努力がまったく伴わない、一方的な要求ばかり。
理屈も何もなくて、ほとんど脅迫まがいの要求ばかり。芸もない。あきれるばかりだ。

うちの家の場合、私はまったく奥さんには金を渡していない。
(家に無料で住ませてやったり、一緒に外食したときに奢ってやるくらいのものだ。)
それで文句があるなら離婚するだけなのがわかっているのか、
奥さんも別に不満の一つも言ってこない。
奥さんは、Pパブで働いているので、その稼ぎの中から仕送りをしているようだ。

なので、実家からの金銭的要求のプレッシャーは彼女が一身で受け止めている。
私には何も言わないが、度を越す要求を受けることがしばしばあるようで、結構つらそうなことも多い。

クリスマス前の二週間ほどは実家にまったく連絡をしていなかったようだ。
しびれを切らした彼女の姉から私のところにメールが来た。
「妹としばらく連絡がとれないんだけど、何かあった? 妹の娘が重病なの。すぐに連絡するように伝えて頂戴。」

子供の病気にかこつけた金の要求なのは見え見え。
アサワがかわいそうなので、そのメールのことは、しばらく話さないでいた。

借金取りがうるさい、家が壊れた、家具がほしい、誕生日で金がかかる、子供が病気、親が病気、
もう何でもかんでもこじつけて金を要求してくる。
で、彼女もそれらを結構まじめにとりあっていちいち金を送っているようだ。
仕事場では見え見えの嘘でオヤヂから金をせしめているのだが、自分もまったく同じように家族に金をむしりとられている。

フィリピンに子供を残しているPパブーナは多いと思うが、この場合、子供は明らかに人質みたいなもの。
子供の面倒を任された家族は適当な病名をでっちあげられてすぐに医療費の要求をしてくる。
これは、ほとんど嘘だとわかっていても、さすがに自分の子供のこととなると無視できないのか、
多くのPパブーナは送金してしまうようだ。

私の奥さんの実家はPパブーナの中ではかなり所得が高い方だと思う。
彼女が日本に来る前から、サブディビジョンに立派な家を持ち、
子供はみんなプライベートスクール通い。
奥さんの母親も、お姉さん夫婦も、親戚もほとんどみんな社会的地位のある仕事をしている。
お姉さんはUPの大学院まで出ていて、今はUPで講師をしている。

一言でいえば、彼女の実家は、背伸びをして中流階級ぶっている層、lower middleというところだろうか。
しかし、金のたかり方は、スクウォッターと全く変わりない。
下品で、際限がない。

こういう文化を日夜目にしていると、本当にフィリピンという国、そしてその文化が嫌になってきてしまう。
まだタイの拝金主義の方がまともじゃないかと思えてくる。
まあ、それはそれで大きな問題のはずなのだが。苦笑

....と、マニラの冬に徒然物思いにふける私であった。

by plastictakata | 2006-12-27 16:36 | 日本  

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